業務案内[海外]中近東
エジプト国 中央デルタ農村地域水環境改善計画調査
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1998年~1999年
エジプトの灌漑農地約330万haの大部分はナイルデルタに広がっており、水資源はアスワンハイダムにのみ依存しています。当時、アスワンハイダムの利用率は限界に達しようとしており、将来の水需要に対応するためには、80%以上の使用量を占める灌漑用水を節水せざるを得ない状況でした。
そのため、灌漑システムの改善はもちろん、併せて政府管理下にあった支線水路を、新たに設立される水利組合に移管する必要がありました。参加型灌漑管理のもと農民主導による節水農業を達成し、灌漑効率を向上させることが急務とされていたのです。
当社は本業務で、ナイルデルタ中央部の約33万haの既存灌漑農地を対象としたマスタープランを策定し、優先地区に係るフィージビリティ調査を実施しました。
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