業務案内[海外]アフリカ(東・南)
ザンビア国 小規模農民のための灌漑開発プロジェクト
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2013年~2017年
ザンビアの様な開発予算の限られた地域で持続的な灌漑開発を行うには、費用を抑え農民による維持管理が容易なものとする方法が有効です。本プロジェクトでは、現地で入手可能な資材を用いて農家自らが建設・維持管理できる小規模で簡易な灌漑技術を導入し、その維持管理方法、圃場水管理技術、営農体系などについて、政府の農業普及システムを最大限に活用して普及・展開しています。 さらに、自然条件のポテンシャルが高く、農民による維持管理が適切になされている地区において、コンクリートなどを用いた恒久的な灌漑システムへとアップグレードしていきます。こうした一連のアプローチにより、テンポ良い灌漑開発と持続性確保の両立を図っています。 本プロジェクトでは、実質3年間で35名の灌漑技師と150名の農業普及員を育成します。農業畜産省の灌漑エンジニア職員には恒久堰と呼ばれる比較的高度な技術を、普及員には簡易な小規模灌漑技術について学んでもらいます。さらに、実地研修を通じて農民と共に灌漑施設の建設を行い、最終的にJICA予算として約14か所の恒久堰スキームの実施を目指します。また、農業畜産省独自予算による実施も計画されています。 当社は、日本国内や海外で培った農業施設に関するハード面、及び関係者の技術向上を始めとしたソフト面の数々のコンサルティング業務経験をもとに、本プロジェクトを通じてザンビア国にて必要とされる農業技術の向上に貢献しています。 |