業務案内[海外]アフリカ(東・南)
ルワンダ国 小規模農家市場志向型農業プロジェクト
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2014年~2021年
ルワンダ国(以下「ル」国)は人口密度が約380人/km2とサブサハラアフリカにおいて最も高く、一世帯当たりの平均農地所有面積が0.76ha以下と小規模な農業が営まれています。また、耕作地の80%は傾斜5~55度の斜面であるなど丘陵地の多い地形です。丘陵地では、灌漑へのアクセスが限られて天水に依存した農業のため、有効な営農体系が確立しておらず、生産性・収益性が低い状況です。一方、低湿地においては、水へのアクセスが比較的良好で稲作が営まれていますが、適正な栽培技術や水管理の導入によって生産性を向上する余地が大きく残っています。 このような状況の中、過去実施された「東部県農業生産向上プロジェクト(2010年~2013年)」では、「ル」国東部県のブゲセラ郡、ンゴマ郡を対象に、稲栽培および園芸作物栽培を営む農業共同組合を通じた支援により農業生産・収入向上のための協力を行い、農業技術普及における中央政府職員や地方政府職員、組合組織などの果たすべき役割を整理しました※1。 本プロジェクトでは上記プロジェクトの成果を全国に発展させるべく、SHEP (Smallholder Horticulture Empowerment and Promotion)アプローチを基本とし、「ル」国政府機関が農業協同組合と連携しながら市場志向型農業普及パッケージを展開する、「作ってから売る」から「売るために作る」農業の展開・普及を目指しています。 ※1 参考HP 「ルワンダ国 東部県農業生産向上プロジェクト」 |