業務案内[海外]アジア
ラオス国 地方分権/受益者参加型灌漑施設移管・管理セクター事業
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2001年~2007年
1人当たりのGNPが280ドルと低く、農林漁業人口が77%におよぶ農業国ラオスにとって、農業生産の大部分を占めるメコン川沿いの低平地域は、雨期作の洪水被害と乾期作の不安定な揚水依存が大きな課題となっています。
本事業は、そのような農村の貧困軽減をターゲットとしたADBとAFDの協調援助のテストケースとして、また、国家重要課題である灌漑セクターの再編・強化を目指すパイロット事業として計画されました。
他国でも例を見ない農民主導による地方分権化とフルIMT(Irrigation Management Transfer)移管・民営化の戦略の下、灌漑局、プロジェクト事務所、県・郡事務所、コンサルタント、NGO、水利組合が一体となり、農民の立場からの小中規模灌漑事業を展開しました。ラオス国農業発展のカギを握るプロジェクトといえます。
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