業務案内[海外]アフリカ(東・南)
エチオピア国 農村地域における対応能力強化緊急開発計画策定プロジェクト
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2012年~2015年
エチオピア国の南東~東部を含む「アフリカの角」と呼ばれる地域は、降雨量の少ない乾燥地や半乾燥地が大半を占めています。エチオピア国では、繰り返し発生する干ばつ等の自然災害による食料危機に対応するため、政府、援助機関が食料安全保障に係るプログラムを実施してきました。 しかし、現在までの支援は緊急的な支援が主であり、例えば、干ばつが起こる度に繰り返し対応が求められてきたような支援方法です。今後は、緊急的で社会福祉的な支援とともに、干ばつに対する一定の対応能力(レジリエンス)が備わるような中・長期を視野に入れた支援とのリンケージが求められるようになってきています。 本件業務は、「調査とパイロット事業の実施を通じて、エチオピア国オロミア州およびソマリ州の干ばつに脆弱な農村地域において、干ばつ等の外部からのショックに対する住民とコミュニティの対応能力(レジリエンス)の強化に貢献すること」を目的として実施しました。被災者の対応能力を早期に強化することを目的に、3 コンポーネントのパイロット事業を実施しました。1)牧畜地域における牧畜民・農牧民の対応能力強化、2)牧畜地域における元牧畜民の対応能力強化、3)小雨地域における農家の対応能力強化(天候インデックス保険の導入)。 なお、このプロジェクトは、JICAのプロジェクトとして初めての取り組みとなる天候インデックス保険の導入をパイロット事業で実施しました。 (関連記事:JICA初!天候インデックス保険を通じた干ばつ対策への取り組み) JICA初!天候インデックス保険を通じた干ばつ対策への取り組み| エチオピア | アフリカ | 各国における取り組み - JICA (ndl.go.jp) |