業務案内[海外]アジア
カンボジア国 公開籾市場整備計画調査
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2004年~2006年
カンボジアは、メコン河水系に開けた肥沃な土地と豊富な水源に恵まれ、近年は米の自給が達成されています。しかしながら、制度が未整備で市場が発達していないため、米(籾)の流通は、自由放任の状態にあります。農民は価格情報の入手が困難なことから、低い販売価格を受け入れざるを得ず、また、流通関係者も十分な価格情報を持っていません。このため、米価の地域間格差が大きい状況にあります。さらに、農民による品質改善努力が価格に反映されないことから、籾の品質が向上せず、近隣国との交易でも不利な状況におかれています。 このような状況を改善するため、本計画は2004年に始まりました。業務は、「①籾流通システムの改善による適正価格の形成」、「②価格情報の提供による流通の安定化」「③品質改善及び取引の公正化による農家の収入増」の3点を目的としています。 |