業務案内[海外]アジア
フィリピン国 情報通信技術(ICT)を活用した農業情報支援システムに関する情報収集・確認調査
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2011年~2012年
フィリピン国の農業セクターにおけるICTの活用状況は、世界的なICT活用の流れと同様に様々な分野で拡大しています。都市部から遠く離れた農村地域では、電話回線(携帯電話を含む)やインターネット回線の普及に伴い、営農技術や病害虫に関する情報の配信、肥料や農機具の消費材の購入など、農家による情報通信技術の活用が始まっています。
本調査は、ICTの活用をフィリピン国の農業セクターの支援として捉えるだけでなく、ODAにおける民間連携の新たな可能性の一つとしての協力形態の提案など、民間企業の得意とする技術やサービスの知見を結びつけ、今後のプロジェクトを提案する基礎調査となるものです。
また、気候変動対策の一環として、洪水対策や農地保全対策などのハードインフラと平行し、農家・農地保護の有効な手段として注目が集まっている天候インデックス型保険についてもフィリピンにおいても取り組みがなされていることから、本調査においても主要な調査項目とし、特にICT技術の導入に特化せず広く情報収集と案件形成に向けた提言を行いました。
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