業務案内[海外]アジア
ミャンマー連邦共和国 灌漑施設改修事業準備調査
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2013年~2014年
2011年3月に発足した現政権は、国内の食料安全保障と貧困削減のために農業部門の重要性を強調しています。しかし、前政権下で予算不足を余儀なくされたため、施設の損傷は年を経るごとに激しくなっています。結果、現在農業灌漑局は灌漑施設の管理を実施することが困難となり、農家にとっては適切な時期に適量の灌漑水を得ることが難しい状況となっています。
灌漑施設の改修によって灌漑受益面積が回復し、農業生産が向上し、結果、事業は食料安全保障と生計向上に寄与することとなります。本調査では改修計画を策定し、事業費と便益に基づいた事業の実施可能性を検討しました。
さらに、圃場整備も本調査で検討すべき事業項目の一つです。圃場整備では、農道整備を伴った灌漑水路及び排水路の整備が実施されます。灌漑水路と排水路を整備することによって生じる収穫量の増加以外に、圃場整備によって平坦で矩形の農業機械化に適した区画が誕生します。本事業では、ネピトーにおいて、パイロット事業としてモデル圃場整備事業を実施しました。
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