業務案内[海外]アジア
フィリピン国 ミンダナオ持続的農地改革・農業開発事業(MinSAAD) |
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2015年~2019年
ミンダナオは土壌肥沃度が高く安定した降水パターンを持つ、農業開発のポテンシャルが高い地域です。しかし住民は公共インフラや支援サービスへのアクセスに困難を抱えており、このポテンシャルを生かし切れていないのが現状です。さらに1960年代から30年続いたミンダナオ紛争は、未だに影響を与えており、地域内での治安が安定せず、経済停滞の一因を生み出しています。 このような背景から、JICAは2003年からミンダナオ島の持続的な農業開発を支援してきました。さらに2013年からは農業とアグリビジネスの開発を支援するために「ミンダナオ持続的農地改革・農業開発事業(MinSAAD)」の実施を計画しています。 弊社は、2012年より「ミンダナオ持続的農地改革・農業開発事業アグリビジネス支援調査」の技術協力プロジェクトにて、アグリビジネス支援計画に必要な情報、変化する消費者ニーズの動向を調査・分析しました。そして、2015年より本事業にて農地から市場までの道路、橋、灌漑施設、収穫後のインフラ、農村給水、農業能力向上支援を行いました。対象12定住地域の69,000人以上の農地改革受益者(ARBS)が恩恵を受け、本対象地域は小規模農家のエンパワーメントと持続可能な農業開発のモデルとなることが期待されています。 |