業務案内[海外]アジア
フィリピン国 カトゥビッグ農業総合開発事業 国家灌漑庁分事業管理支援 |
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2019年~2020年
フィリピンのサマール島北部の北サマール州では灌漑施設の未整備などにより、農作物生産性が伸び悩んでおり、所得水準が全国平均の5割未満となっていました。そのため、農民の収入増加や居住環境の改善が求められており、JICAは同州カトゥビッグバレーにおいて、2001年からカトゥビッグ農業総合開発事業(HCAAP)を実施し、灌漑施設整備、上水道施設整備、住血吸虫病対策のための排水路などの農村基盤整備を支援しました。これらの内、灌漑施設整備は2013年からはフィリピン政府予算によって工事が進められてきましたが、完工するに至っていませんでした。 本業務ではHCAAP灌漑施設3か所(Pinipisakan、Bulao、Hagbay)の早期完工を目的として国家灌漑庁への支援を実施しました。具体的には工事進捗状況の確認、早期完工に向けての課題抽出とそれに対する対応策の提案、事業完了に向けての提言などを行いました。 |